いい会社をつくりましょう。suidobi代表清水の経営日記
『TOPメッセージ』
『TOPメッセージ』
前進大会の挨拶を紹介させて頂きます。
皆さま、改めましてこんばんは。
本日はご多用の中、**suidobi「前進大会」**にご参加いただき、誠にありがとうございます。
この「前進大会」は、単なる形式的な集まりではありません。
私たちが目指すのは、
**“良い現場環境の実現を、一歩一歩、確実に前へ進めていくこと”**です。
そのためにこの場では、
「どうすれば良い現場がつくれるのか」という考え方や具体的な方法を共有し、
“何が正しくて、何が良くないのか”を明確にし、
それを行動につなげていくことを目的としています。
ルールを決めて、褒美と罰を用意するだけでは、
現場の質は本当の意味で向上しません。
一人ひとりの「考え方」こそが、現場を変える力になる。
私はそう信じています。
弊社には「15の行動指針」があります。
どれも当たり前で、難しいことではありません。
けれど、全員が当たり前に実践できているか?
そう問われると、まだまだこれからだと感じています。
当たり前のことを、当たり前にできるチーム。
それが、どこにも負けない“現場の質”と“評価”につながると確信しています。
改めて、皆さま一人ひとりの実践と、社内への浸透をお願い申し上げます。
さて、ここからは少し率直なお話をさせてください。
近年、退職した元社員が、同じ地域・業界で独立や転職をする事例が増えてきました。
もちろん、個人の挑戦を否定するつもりはありません。
ただ、私たちにとっては、お仕事や協力会社を奪い合うという、
厳しい現実が起きています。
正直に申し上げて、私自身、甘かったと痛感しています。
今後は、送り出した人を“応援する”という姿勢よりも、
**“今いる仲間とsuidobiを守る”**という考え方を大切にしていきます。
元社員からのご相談や依頼に口をはさむつもりはありません。
ただし、皆さまに明確にお伝えしたいことが一つあります。
最優先順位は、suidobiに向けていただきたい。
この一言に尽きます。どうかご理解ください。
そして、もう一つの現実があります。
物価は上昇し、人件費も高騰。
車はこの10年で価格が2倍、新築住宅は1.5倍。
そんな中で、リフォーム業界の工事単価だけが下がり続けているという、
異常な時代に私たちは立っています。
採用市場も同じです。
企業が多すぎて、若い人材の取り合いが起きている。
これも、供給過多の時代の象徴です。
建築・リフォーム業界もまた、異業種からの参入が後を絶たず、
供給側=会社の数が増え続けています。
このままでは、10年後・20年後には、淘汰の波が必ずやってくる。
このままでは、私たちの現場も、皆さまの仕事も守れません。
だからこそ、私たちは**“変わる”のではなく、“進む”**と決めました。
これまでの「自由でのびのび」という社風から、
「管理と成長」を軸にした、新しいステージへ進みます。
そして、本日はその一歩として、
業務管理ツール「アンドパッド」の実用講義と質疑応答に多くの時間を設けています。
皆さまの積極的なご協力をお願い申し上げます。
suidobiは、ただ今を乗り切るのではなく、未来をつくる側に立ちます。
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不動産からの本業リフォームへの波及
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地域に根ざした店舗展開
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設備機器交換の専門店化
これらを柱に、多角化を進めていきます。
さらに——
職人の育成に本気で挑戦します。
この施設と協力し、私たち自身の手で、職人育成学校を開校したいと考えています。
「職人は自社で育てる」「浜松の職人はsuidobiが育てる」
そんな未来を皆さまと共に創っていきたいのです。
改めまして、日頃よりsuidobiの現場を支えてくださっている協力会社の皆さまに、
心より感謝申し上げます。皆さまの力なくして、私たちの仕事は成り立ちません。
どうか、これからも共に歩み、共に強くなり、共に未来をつくっていきましょう。
そして今日は、「前に進む」一歩目になるように。
本日もどうぞ、よろしくお願いいたします。
ちなみに……
アンドパッドの理解が一番遅れているのが、実は私です(笑)
今日は、私も皆さまと一緒に、しっかりと勉強させていただきます(笑)
いい会社を創りましょう!