いい会社をつくりましょう。suidobi代表清水の経営日記
「売り方」ではなく、「選ばれ方」へ —— suidobiの営業哲学
「売り方」ではなく、「選ばれ方」へ —— suidobiの営業哲学
リフォームや不動産の業界で、よく耳にする言葉があります。
「取った」「決めた」「売った」——。
目標があり、努力の末に出てきた言葉であれば、つい出てしまうのも無理はないかもしれません。
でも、私は以前からこの言葉にどこか違和感を覚えてきました。
「それって本当に“取った”のかな?
それとも、“選ばれた”のではないか?」
こんな声も耳にします。
問い合わせが増えてくると、営業マンから
「もう、お腹いっぱいです……」
という言葉が漏れることもあります。
確かに忙しさが重なると、気持ちに余裕がなくなることもあります。
でも——お困りごとの対応を“お腹いっぱい”と表現するのは違うと、私は思います。
【本質の問い】
営業の受注は、「売ったこと」ではありません。
それは、お客様が信頼して“選んでくれた”ことの結果です。
-
売る:こちらの都合で動く行為
-
選ばれる:お客様の意思で“信頼”をいただく行為
だからこそ、suidobiの営業マンにはこう伝えています。
「契約が決まったときは、“取った”じゃなく“いただいた”と言おう」
「自分が決めたんじゃなく、お客様に選ばれたと解釈しよう」
【文化として根づかせたいこと】
昔ながらの「売る営業」では、
-
数字を追い、
-
クロージングを強調し、
-
トーク技術に頼ることが主流でした。
でも、これからは違います。
“選ばれる営業”とは:
-
誠実な提案
-
お客様にとって最適な選択を一緒に考える姿勢
-
契約後の安心感と信頼感までを含めた営業
【若手へのメッセージ】
最近は、営業技術研修を導入したこともあり、
「営業=売ってくる仕事」という捉え方が一部で広がり始めています。
言葉も少しずつ“品のない表現”に寄る予兆を感じています。
だからこそ、私は月に1回、社長として若手社員に直接伝える機会を設けています。
「選ばれることの意味」を、言葉だけでなく“姿勢”として身につけてほしい。
たとえば——
お問い合わせが増えてきたとき。
「お腹いっぱい」と言うのではなく、
「ありがたいな」と心から受け止められるかどうか。
お客様が時間をかけて、数ある会社の中からsuidobiに興味を持ってくださった。
その一つひとつに、感謝の気持ちを持とう。
【suidobiとしての未来】
suidobiは、
ただ「売る会社」ではなく、**「選ばれる会社」**でありたいと思っています。
営業だけでなく、設計、現場、アフターサービスまで。
どの部署も、お客様から
「あなたにお願いしてよかった」
「この会社を応援したい」
と言っていただけるようなチームを目指しています。
【最後に】
「売り方」ではなく、「選ばれ方」へ。
これが、お客様も社員も、みんなが幸せになれる営業の形だと、私は信じています。
2か月間にわたる営業技術研修も、私が直接行ってきました。
その結果、契約率も上がり始めています。
でも、変えてはいけない大切な考え方は、技術以上に深く根づかせたい。
最近の営業課には活気があります。みんな、本当によく頑張ってくれています。
これからも——
いい会社を創っていきましょう。