いい会社をつくりましょう。suidobi代表清水の経営日記

『命について思うこと』





『命について思うこと』



通夜と葬儀を終えました。
ここまで近しい方の最期を親族として見送るのは、私にとって初めての経験でした。

亡くなる瞬間、自宅へ戻るとき、自宅から出棺されるとき、お通夜、葬儀、出棺、火葬、納骨。そのすべてに立ち会わせていただきました。これほど一連の流れを、最初から最後まで体験するのは初めてで、不思議な感覚と共に、冷静に自分の内面を見つめる時間となりました。


生きることと死ぬことの違い

人は「生きる」ことを日々積み重ねます。働くこと、家庭を築くこと、喜びや苦しみを味わうこと。そのすべてが経験となり、人生を彩ります。
しかし「死ぬ」ということだけは、自分で経験することができません。自ら体験することはできなくても、他者の死を通して「体験」することはできる。今回の葬儀は、そのことを強く実感させられました。


限りある時間をどう生きるか

不思議と涙は出ず、感情に押し流されることもなく、私は冷静に状況を見つめていました。そんな中で浮かんできたのは、「人は限られた時間の中で、どれだけ人の役に立ち、感謝される存在であれたか」という問いでした。

人は亡くなった瞬間、その人自身が何を思ったかは誰も知ることができません。残された人たちの心に残るのは、その人が「どれだけ人に尽くし、愛され、感謝されたか」。それが生きる価値であり、その人の評価なのだと感じました。


これからの私にできること

今回の出来事を通じて、自分自身の「生き方」を改めて見直す機会をいただきました。
会社を経営する立場として、家族の一員として、地域に生きる一人の人間として――。残された時間の中で、少しでも多くの人の役に立ち、感謝される存在になれるように、一日一日を大切に過ごしていきたいと思います。

命の有限さを感じることは、同時に「今をどう生きるか」を考えるきっかけになります。
日々の暮らしの中で当たり前のことを大切にし、誰かにとっての支えや喜びになれるように。そんな生き方を目指したいと思います。

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