いい会社をつくりましょう。suidobi代表清水の経営日記
『職場創り』
『職場創り』
対話から始まる「職場づくり」
今日は、朝9時から夕方5時まで会議づくしの一日でした。
午前:新人研修 ―「道徳・モラル・考え方」を学ぶ時間
午前9時から12時までは、入社3年以内の社員を対象とした「新人研修」。
テーマは“道徳・モラル・考え方”。
私自身が講師となり、同じことを何度も繰り返し、具体的な事例を交えながら若手社員に伝えました。
この研修は、一方的に教える場ではなく、「自分はどう思うか」「なぜそう感じるか」を自由に発言し合う時間です。
最後には「今日から自分をどう変えていくか」を記述式で提出してもらっています。
自分の言葉で考え、自分の意思で一歩踏み出すことが目的です。
午後:リーダー会議 ―「では、どうするか」を考える場
午後1時からは「リーダー会議」。
中堅社員が中心となり、現場の課題を共有し、会社全体の問題解決に向けて意見を出し合う実践の場です。
単なる報告会ではなく、「では、どうするか」を明確にすることを重視しています。
まだ理想のレベルには到達していませんが、少しずつ「他部署の状況を共有し合う場」としての質が上がってきています。
一歩ずつですが、確実に“前進”しています。
夕方:前進会議 ― 方針を再確認し、称え合う時間
午後3時からは、全社員が集まる「前進会議」。
会社の方針や年間目標を再確認し、1か月の成果・課題を共有。
次の1か月をどう進めるかを整理する大切な時間です。
この場では、「suidobiらしい働き方をした社員」や「優秀な現場事例」を発表し合い、互いに称え合う時間も設けています。
成果を認め合う瞬間に、チームとしての一体感が生まれます。
事実で動くか、価値で動くか

今日、特に社員たちに伝えたかったのは、
「事実前提で話すのか、価値前提で話すのか」という視点です。
数字や規則、ノルマ、罰則など“事実”で動くのか。
それとも、「お客様のために」「仲間のために」「地域のために」「ビジョンのために」といった“価値”で動くのか。
勤務時間ギリギリの夕方、お湯が出ないと困っているとの電話。
「定時ギリギリだけど、しょうがないよな。行かないと怒られるよな。」
ではなく――
「困っている人を助けよう!」と価値の発言を出せるか。
お客様への見積作成時、利益率や他社との金額合わせばかりにとらわれるか、
「お客様が何を求めているのか」「もっといい商品はないか」と考えられるか。
入社したばかりの社員に映る職場の景色は、こうした“発言”の積み重ねでまったく違って見えるはずです。
過去を責めるか、未来をつくるか

そしてもう一つ大切なのは、
「なぜこうなったのか」と過去を責める思考ではなく、
「どうしたらうまくいくか」「まず何をしてみようか」と未来に向かって考える姿勢です。
想定外の出来事、判断ミス、失敗も日常にあります。
そんな時、職場の仲間が
「WHY(なぜだ、誰だ、誰が悪い)」ではなく、
「HOW(さあどうしよう、何ができる)」で話せるか。
もちろん、責任をあいまいにしてはいけません。
追及は必要です。ただし、“そのあと”にしっかり行えばいい。
大切なのは、まず立ち止まらず、未来に向かって動き出すことです。
安心感のある職場は、強い
前向きな会話ができる職場には“安心感”が生まれます。
安心感があれば、誰もが自由に意見を言える。
意見が出れば、会社は自然と成長していく。
それが、私の考える「いい職場づくり」です。
忙しさや数字に追われる日々の中で、こうした考え方は後回しにされがちです。
しかし、伝え続けなければ忘れられてしまう。
だからこそ、私は何度でも伝え続けたいと思います。
11月 ―「いい職場づくり」を全員で考える月
11月には、外部講師をお招きし、「いい職場づくり」をテーマに全社員で考え合う機会を設けます。
現場スタッフが抱える“理想と現実”、そして“未来への想い”を語り合い、
もう一度、会社の結束力を高めるきっかけにしていきたい。
会社を躍進へ導くヒントは、経営者の頭の中ではなく、現場の中にこそある。
そう信じて、これからも“対話から始まる職場づくり”を続けていきます。
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