いい会社をつくりましょう。suidobi代表清水の経営日記

『今まで本当にありがとうございました』




『今まで本当にありがとうございました』


日曜日に義父の49日が終わりました。


この数ヶ月は、義父の老いと最期に向き合う時間が続きました。

8月中旬からの3ヶ月。
病院での日々、容体の変化、お通夜、葬儀、火葬、初七日、そして四十九日。
納骨で骨壺が墓の中に収まる瞬間まで、
人生の終わりに立ち会う一つひとつの場面を、すべて見てきた。

これだけ“連続して死と向き合う経験”というのは、
50年生きてきて初めてでした。
 



見送る側としての時間、そして見られる側の視点

義父を見送る中で、
ふと自分自身がその立場で病室にいる姿や、
骨壺に入れられ、納骨される側の視点まで自然と浮かんできました。

あのお墓の中に一人ぼっちで置かれたら、どんな気持ちになるだろう。

そんな想像をしてしまうほど、
今回の体験は心の奥深くまで入り込んでくるものでした。

四十九日で和尚さんが話していた
「お互いが次の一歩を踏み出す日」
という言葉が、妙に静かに胸に残りました。

義父は次の世界へ。
僕たちは現実に戻り、またそれぞれの人生を進みだす。
 



人生は“今日”の積み重ねでできている

この3ヶ月を通して、改めて思ったことがあります。

人生は、今日の積み重ねでできている。

 

そして、その積み重ねはいつか必ず終わる

今回、義父の人生の終わりに立ち会って、
この当たり前の事実が、より強く染みてきました。

毎日という当たり前。

その積み重ねは、いつか終わる。

“終わりがある”ということが、
人生にとって最大の定義なのかもしれない。
 



だからこそ、今日を大切に

終わりがあるから、今日が価値を持つ。

今回の3ヶ月間で、義父は
「人生は永遠ではない」
という大きなメッセージを残してくれたような気がします。

だからこそ、僕自身も、
今日という一日を丁寧に積み重ねていきたいと改めて決意しました。


いつも、優しく良くして下さり、本当にありがとうございました。
 

ゆっくりと休んでください。

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