いい会社をつくりましょう。suidobi代表清水の経営日記
『採用のベクトルを揃える』
『採用のベクトルを揃える』
採用活動を始めて、もう20年が経ちます。最初の一歩はハローワークへの求人。正社員として迎え入れたのが最初の採用でした。それから今に至るまで、私は常に採用活動の最前線に立ってきました。
かつては「人が足りないから採る」「採れば勝手に働いてくれる」という考え方もありました。しかし現実はそう単純ではありません。迎え入れた人が会社で力を発揮するためには、必ず「育てる人」が必要です。誰かが横で支えなければ、本人も周囲も苦しい状況に陥ります。結果として社内に不協和音が生まれ、本人も定着できずに辞めてしまう——そんな経験を何度もしてきました。
この問題は、実はもう5年以上続いている課題でもあります。「採用と育成はセットである」という認識がなければ、どんなに優秀な人材を迎えても定着しません。そして、採用というのは候補者側の問題ではなく、迎え入れる側である会社の姿勢と体制の問題だと、今ははっきりと言えます。
育成には時間と労力がかかります。しかし、その時間を惜しむと結局はもっと大きな損失になります。採用とは「人を採ること」ではなく「人を育てて共に働く準備をすること」。これが20年の採用活動を経て私がたどり着いた答えです。
いい会社を創りましょう!