いい会社をつくりましょう。suidobi代表清水の経営日記
『どうしたらいい』と『どう思う』の違い。明確なビジョンを示しているか。
昨日は、某建設組合の会合でした。
話題は、これからどのように商売を
維持していくか。先が読めない。
時代の変化にどのように対応して
いくか。どの業界も試行錯誤をして
いるのだなと、改めて気づかされた。
会合の中で、リーダー的な存在の方が
『ぜひ、若い方も積極的に意見を
発してほしい、一緒に業界の未来を
考えてほしい』
このような言葉を呼びかけられた。
ここで、ふと思い出した。
社長に就任したばかりの3年前の事。
配管工事の専門店からリフォーム業へ
転換を図ったが、どうもうまくいかない、
自分の経験や知識では、対応できない
大きな壁にぶつかったとき、本当に
どうしようもなく迷っていた時に。
『どうしたらいい・・・』
とつぶやいた私に、スタッフからかけられた
言葉。
『どうしたらいいと言われても困る、私は
こう思う、君ならどう思う。これなら、意見も
言える。どうしたらいいとTOPに言われても』
この言葉は、私の中で発言の大きな価値観
の軸になっている。
TOPは、未来を明確に示し、スタッフに協力を
求めるもの。
未来を一緒に考えてくれ。これでは、周りは
不安になる。
どんなに、苦しくてもTOPは凛として、ブレズ
未来・ビジョンを示し協力を求め続けるしか
ない。
・未来を明確に示しているか
・部下に不安な姿勢を見せていないか
・社会の変化に対応できているか
どうしても建設業界は保守的で、社会
の変化に抵抗しようとする。
よく聞く言葉だが、
ダーウィンの進化論。
『社会の変化に対応できたものだけが
生き残る』
組織の中で、明確な方向性やビジョンが
ないまま、議論を求められても、自我の
非現実的な自己主張が出るだけかなと
感じた。
昨日の会合も、
『この組織にとって、大きな時代の変化が
やってきている、何か意見をくれないか!』
ではなく、
『建設業界の大きな変化の中、この組織
はこのビジョンに向かってこの方向性で
行こうと思う。これを達成するために
君たちからも意見をくれないか!』
『どうしたらいい』ではなく
『どう思う』
こう呼びかけてほしかった