いい会社をつくりましょう。suidobi代表清水の経営日記

『忘れ物が繋いでくれた、優しさの旅』




『忘れ物が繋いでくれた、優しさの旅』
 

年末、少し時間をつくって小旅行に出かけてきました。
しっかり準備をしたつもりでしたし、気持ちも完全にオフモード。
いつもより余裕のある旅になるはずでした。

ところが、到着してすぐ、思いもよらない出来事が起こりました。

免許証が、ない

目的地に着き、レンタカー会社の方に空港まで迎えに来てもらい、
車で5分ほどの営業所へ。
受付を済ませ、荷物を移し、いよいよ出発。

最後に「免許証をお願いします」と言われた瞬間、
胸がスッと冷えました。

……ない。

カバンを探しても、ポケットを探しても、どこにもない。
妻から送ってもらった免許証の写真ではダメかと聞いてみましたが、
当然ながら「免許不携帯のため貸し出しはできません」とのこと。

完全に自分のミスです。

困ったときに差し出された言葉

途方に暮れていると、レンタカーのスタッフの方が、

「ご自宅から速達で送ってもらう方法もありますよ」
「とりあえず今日はホテルまでお送りしますね」

そう言って、無料でホテルまで送ってくださいました

その後、速達郵送は到着まで4日かかることが分かり、
今回はレンタカーを諦めることに。

その旨をレンタカー会社に伝えると、

「キャンセル料は大丈夫ですよ」
「大変だと思いますが、ぜひ楽しんでください」

最後には、そんな言葉までかけてくださいました。

「なんて、あたたかい街なんだろう」

 

人が人をつないでいく

翌日からは、サーフィンのガイドをお願いしていました。
事情を正直に話し、

  • 免許を忘れたこと

  • 車を借りられなかったこと

  • タクシーで行こうと思っていること

を伝えると、返ってきた言葉は、

「じゃあ、民宿まで迎えに行きますよ」

そこからの4日間。
毎日同じガイドの方と、朝から昼過ぎまで一緒に過ごしました。

ローカルの人を紹介してもらい、
観光客ではまず行かない喫茶店やそば屋さんにも連れて行ってもらい、
一人では絶対に体験できなかった時間を過ごすことができました。

気づけば、人との距離がどんどん近くなり、
「旅先」ではなく「居場所」のような感覚になっていました。

優しさは、連鎖する

今回の旅で、強く感じたことがあります。

困っている人に優しくすること。
優しくされると、人は幸せを感じる。
そして、誰かに優しくしたくなる。

優しさは、確実に連鎖する。

正直に言えば、
自分はまだまだ人に対して、
そこまで優しくできていなかったな、とも思いました。

損か得か。
効率がいいか悪いか。
つい、そんな物差しで物事を判断してしまう。

でも、
因徳(いんとく)――人知れず積む徳
それが巡って、人や縁を運んでくるのだと、身をもって感じました。

忘れ物がくれた想い出

免許証を自宅に忘れる。
本来なら、ただの大失敗。

でも結果として、

  • 多くの人との出会い

  • たくさんの優しさ

  • 自分自身の人間力への自問自答

これらを手にすることができました。

不便さの中にこそ、
人のありがたみや、本当に大切なものが見えてくる。

リフレッシュできただけでなく、
心が一段、整った旅になった気がしています。

忘れ物から始まった旅でしたが、
大切なものを、たくさん持ち帰ることができました。


人にやさしい会社を創るぞ!

いい会社を創りましょう!


 

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