いい会社をつくりましょう。suidobi代表清水の経営日記
『一円の重みを変わらず持ち続けているか』
『一円の重みを変わらず持ち続けているか』
事業が上手くいっていると、会社の経費
に対して、感覚がルーズになってくる。
ましてや、2代目、3代目のお金に苦労を
したことのない経営者は。
先代の基盤で、毎月売り上げが確保され、
ある程度の接待交際費が用意されている。
私は、社会人になりたての頃に、公私に
ルーズな方々を見る機会が多く、こうな
りたくはないと、働き始めのいい時期に
公私は分けるべきという価値観が深く
根付いたので、幸い律することが出来てい
ます。
家業に入り急にお金の使い方が雑に
なる方もみます。
事業とはお金を使って、回収することの
繰り返し。
浪費・消費・投資
ここの使い分けが出来ればいいのですが
浪費は一度覚えると癖になるもの。
私も、事業継承者。父親が立派な経営
基盤を作った後に会社にお世話になって
いますが。
・お金を頂くことの大変さ
・会社の赤字が続くことの怖さ
この2つを有難いことに入社後に経験させ
て頂いたため、今ではやっと
『一円の重みを変わらず持ち続けているか』
この気持ちを忘れず大切にすることが
出来ています。
社長就任一年目・・・
頭でっかちの机上の理論の経営で
業績が傾いたときに、先輩経営者から
一から出直せと言われ。
ご近所に『網戸の張替を500円でやります!
近所のリフォーム屋ですが、顔だけでも
覚えてください!』
と2000枚のチラシを配り、50世帯、150枚の
網戸を一人でやりきった時の、ご近所の
お母様方から頂いた、
『頑張って!』というお言葉と
『500円の重み』は、今でも脳裏に焼き付いて
います。
ケチな男はかっこ悪いですが、
人のお金でかっこつける人間は
もっとかっこわるい。
一円を使うのは簡単に誰でも
出来ますが、自分の力だけで
一円を稼ぐことはもの凄く難しい。